事業実績
香川県高松市における「うどん県電力株式会社」(太陽光発電事業)、三重県松阪市における「三重エネウッド株式会社」(未利用間伐材活用による木質バイオマス発電事業)をはじめとした地域事業者主体の「ご当地電力」事業コンサルティングおよびオーガナイズを得意としています。また2013年12月にはかねてからの念願であった地元枚方において地域最大級メガソーラーシステムを計画通りサービスインさせることができました。平成25年度環境省主管「地域における再生可能エネルギービジネス振興方策等検討作業部会」において事業者側代表者として検討委員を務めるなど精力的に活動しています。
2015年12月には木質バイオマス発電による事業会社である「バイオマスパワーテクノロジーズ株式会社」(本社:三重県松阪市、資本金3億4500万円)を創業し、代表取締役に就任。『バイオマスによる地方創生エネルギー事業~資源循環型社会の創造~Building the possibilities of Biomass Energy』を経営理念に掲げ、地域密着型のバイオマスエネルギー利活用を通じて、地域経済の健全なる発展に貢献することを目的として、2018年1月1日に商業運転を開始。バイオマスエネルギーの可能性を新たな現実解として地域社会のなかに創り上げていくことを目指しています。2019年度からは、我が国の林業の成長産業化の一助となるべく、林業イノベーション事業部を創設。2020年度には、株式会社玉木材を事業承継し、代表取締役に就任。エネルギー事業と林業事業を融合させ、地域内で富を循環させる「エネルギーの森構想」の実現を目指して、AI・IoTなどの最新テクノロジーによるバイオマス発電事業の自立化、600ha超に及ぶ広大な山林所有者としての立場から、バイオマス燃料の供給元としての森林の持続可能性確保の両立による、資源循環型経済(サーキュラーエコノミー)モデルの構築を目指しています。
太陽光発電事業
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香川県高松市:うどん県電力株式会社
株式会社電工社エンジニアリング、三電計装株式会社、株式会社ヒロセー、弊社にて、 2012年7月2日(うどんの日)に設立した香川県内資本としては初となる地域資本共同出資型の再生可能エネルギー発電事業会社です。地域密着・小規模分散型の発電事業として、高松市国分寺新名地区にて稼働中の1000kW太陽光発電所を皮切りとして多数の太陽光発電所を稼動させています。 - 大阪府枚方市:1000kWメガソーラーシステム(H25.12運転開始)
- 北海道美唄市:2400kWメガソーラーシステム(H27.03運転開始)
木質バイオマス発電事業
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三重県松阪市:三重エネウッド株式会社
三重エネウッド(株)は、三重県松阪市内の林業関係6社により、木質バイオマス発電を目的に設立された事業者です。三重県産未利用間伐材を主燃料に、出力 5,800kW 規模の木質バイオマス発電に取組んでおり、2014(平成26)年11月1日に運転を開始しました。FIT(再可エネ電力固定価格買取制度)による安定的な売電収入を背景に、未利用材を燃料として利用することで,県内林業の活性化と山林保全に貢献するとともに、発電関連事業における雇用確保等を通じて地域経済の活性化を図ることを目指しています。 -
三重県松阪市:バイオマスパワーテクノロジーズ株式会社
本事業は、2015年度より新設された「再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)」における未利用木材燃焼発電の2000kW未満枠を利用して、新規の木質バイオマス発電事業を組成するものです。高売電単価となる小型未利用材枠をターゲットとしますが、燃料集材リスクのある未利用材の新規集材を行うのではなく、既設発電所向けの未利用材燃料保管ならびにチップ生産時に大量に発生する歩留り材(バーク)を積極的に活用して発電利用に回すという、国内で初めて本格的に計画される歩留り材利用にフォーカスした斬新なビジネスモデルであり、かつ森林資源をあますところなく最大限利活用する先駆的事例となりうるものであります。そして、この構想を具現化する発電プラントとして、材質や形状・含水率への対応範囲が広く、歩留り材(バーク)の使用が可能な株式会社タクマ製のトラベリングストーカ方式による1990kW直接燃焼発電プラントを採用しております。当該発電設備に関する設備見学利用や燃焼試験など同社との包括的事業提携のもと、2018年1月1日から商業運転を開始しております。森林を知る発電事業者として川上の燃料集材供給工程から川中のプラント運営を主体的に手掛け、地域経済に根ざした一気通貫した地域内資源循環型・地産地消型ビジネスモデルを目指して事業運営を行ってまいります。マーケット情報では、本事業は、2000kW未満枠での直接燃焼方式にて本格的に事業組成される木質バイオマス発電所の国内第一号機(運転開始ベース)として位置づけられるものであります。